ターナー展

ターナーとテート

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775−1851年)

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775−1851年)

英国最高の画家として西洋絵画史上に燦然と輝く風景画の巨匠

ターナーの自画像(W. ホウル[子]による版画)
1859-61年出版 エングレーヴィング/紙
画像: 15.0x12.0㎝© Tate 2013-2014
英国絵画の地位を飛躍的に高めた風景画の巨匠として名高いターナーは1775年、ロンドンに生まれました。幼い頃から優れた画才を発揮し、10代で英国の風土や名所旧跡を描く水彩画家となります。やがて油彩画にも取り組み、弱冠26歳にして、当時英国の美術界で絶対的な権威を誇っていたロイヤル・アカデミー(王立芸術院)の正会員になりました。 ターナーは風景をどのように描くかを探究し続け、様々な画風を展開しました。 自然の劇的な変化を描き出し、「崇高」 の美を表現した壮年期の作品や、光と色彩があふれる幻想的かつ詩情に満ちた晩年の作風から、ロマン主義を代表する画家の一人と称されます。 その画風は、クロード・モネをはじめとする後のフランス印象派の画家たちにも大きな影響を与えたとされます。日本では、英国留学経験のある明治の文豪、夏目漱石が愛した画家としても有名です。

テート美術館「クロア・ギャラリー」について

テート美術館「クロア・ギャラリー」について

英国屈指の美の殿堂 世界一のターナー・コレクション

ロンドンのテート美術館は1897年に開館し、テート・ブリテン、テート・モダンなど4つの館に計7万点近くもの作品を所蔵する、英国屈指の美術館です。 16世紀以降の英国美術と国際的な近現代美術を収蔵し、なかでも約2万点にのぼるターナー・コレクションは質、量ともに世界最大を誇ります。 1851年に亡くなったタ―ナーは、遺言で、ロンドンのナショナル・ギャラリーの中に自身の作品専門の展示室をつくることを条件に寄贈し、最終的に約300点の油彩画と、水彩画や素描など約2万点が国家に遺贈されました。
 正面から望むテート・ブリテン
作品はいったんナショナル・ギャラリーに収められましたが、1897年に新設されたテート美術館へ移されました。現在は一部の作品を除いて、1987年にテート・ブリテン内に設立されたターナー作品専用の展示館「クロア・ギャラリー」 に収蔵されています。

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー 年表

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー 年表
※1802年は以下をもとに26歳としました。
2月にロイヤル・アカデミー会員→26歳、7月にヨーロッパ大陸へ旅行→27歳